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マーケティングを頑張っているのに、売上が伸びないのはなぜか

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広告を改善した。SNSを活用した。Webサイトを見直した。営業活動も強化した。
それでも、思うように売上が伸びない。

そんなとき、次の施策を考える前に、一度立ち止まってみてください。

もしかすると、問題は施策の良し悪しではなく、検討した課題や解決策の「量」が少ないことにあるかもしれません。

売上が伸びない原因を、最初から決めつけていないか

例えば、売上が伸びない原因を考えるとき、次のような理由だけで判断していないでしょうか。

  • 広告が弱い
  • 認知度が低い
  • 営業力が不足している

もちろん、これらが原因である可能性はあります。しかし、売上に影響する要因は、それだけではありません。

例えば、次のような視点も考えられます。

  • そもそも狙う顧客層は適切なのか
  • 顧客が求めている価値と商品・サービスが合っているのか
  • 価格設定に問題はないか
  • 購入までの手続きが複雑ではないか
  • リピートにつながる仕組みが不足していないか
  • 競合との違いが顧客に伝わっているか
  • 顧客が商品・サービスを知る接点は十分にあるか
  • 問い合わせ後の対応やフォローに問題はないか

このように、売上が伸びない理由を幅広く考えていくと、これまで検討していなかった課題が見えてくることがあります。

ここで重要になるのが、ラテラルシンキングとクリティカルシンキングという2つの思考法です。

1.ラテラルシンキング(水平思考)― まず、考える量を増やす

ラテラルシンキングとは、既存の枠や常識にとらわれず、視点を変えながら新しい可能性を考える思考法です。

マーケティングの課題を考えるときも、最初から原因を絞り込まず、さまざまな可能性を幅広く出していくことが重要です。

例えば、売上を伸ばすための打ち手を考える場合、

広告を改善する。
SNSの発信を増やす。
営業活動を強化する。

この3つだけで終わらせるのではなく、さらに考えてみます。

  • 新しい顧客層を開拓できないか
  • 既存顧客に別の商品を提案できないか
  • 商品・サービスの提供方法を変えられないか
  • 価格や料金体系を見直せないか
  • 他社との提携によって販売機会を増やせないか
  • 顧客の紹介を促す仕組みをつくれないか
  • 購入までの手間を減らせないか

大切なのは、最初に思いついたA・B・Cだけで終わらせず、D・E・F・G・H……と、選択肢を増やしていくことです。

最初から正解を探すのではなく、まずは考える範囲を広げる。
これがラテラルシンキングの重要な役割です。

2.クリティカルシンキング(批判的思考)― 本当に十分に考えたのかを問い直す

選択肢を幅広く出したら、次に必要になるのがクリティカルシンキングです。

クリティカルシンキングとは、物事をそのまま受け入れるのではなく、前提や根拠、問題の捉え方を問い直し、妥当性を検討する思考法です。

例えば、売上が伸びない原因として「広告が弱い」と考えたとします。

しかし、本当に広告が原因なのでしょうか。

  • 広告を見た人は、商品・サービスに興味を持っているのか
  • 広告からWebサイトへの流入は十分にあるのか
  • Webサイトを訪問した人は、なぜ問い合わせに至らないのか
  • 商品・サービスの価値は適切に伝わっているのか
  • そもそも、狙っている顧客層は適切なのか

このように問い直していくと、広告そのものではなく、Webサイトの内容や商品価値の伝え方、ターゲット設定などに問題がある可能性も見えてきます。

さらに、

「ほかに見落としている課題はないか?」
「そもそも、この問題の捉え方は正しいのか?」
「自社にとって、本当に重要な問題はどれなのか?」

と問い直すことで、単に思いついた施策を実行するのではなく、自社の顧客、商品、強み、経営資源、市場環境などを踏まえ、本質的な課題と効果的な打ち手を見極めることができます。

2つの思考法を組み合わせることで、突破口が見えてくる

ラテラルシンキングとクリティカルシンキングは、それぞれ異なる役割を持っています。

ラテラルシンキング

課題や解決策の可能性を幅広く考え、選択肢を増やす。

↓

クリティカルシンキング

前提や根拠を問い直し、本当に重要な課題と解決策を見極める。

考える量が少なければ、重要な課題や有効な解決策を見落としてしまう可能性があります。

一方、選択肢を増やすだけでは、何を優先すべきか判断できません。

だからこそ、幅広く考えることと、問い直して見極めることの両方が必要なのです。

次の施策を考える前に、思考の範囲を広げてみませんか?

マーケティングを頑張っているのに売上が伸びないとき、すぐに新しい施策を追加することが正解とは限りません。

まずは、課題の捉え方を見直し、考える範囲を広げてみる。

そして、出てきた選択肢を一つひとつ問い直し、自社にとって本当に重要な課題と打ち手を見極める。

大切なのは、最初から答えを絞り込まないことです。

考える量を増やし、見落としに気づき、本質的な課題を見極める。そのプロセスが、これまで見えていなかったマーケティングの突破口につながるかもしれません。

売上を伸ばすために、次の施策を急ぐ前に、まずは考える範囲を広げてみませんか?

ビジクルの研修・コンサルティング

株式会社ビジクルでは、企業の課題解決や成果向上を支援する研修・コンサルティングを提供しています。

クリティカルシンキング、ラテラルシンキング、問題解決、意思決定など、実務に直結する思考力の育成を通じて、企業が抱える課題の本質を捉え、解決策を導き出す力を高めます。

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